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不登校ブログその817.不登校の子供のエネルギー回復の状況と、状況ごとの子供の様子―後半―

 前回のブログに続きます。


3 エネルギーがたまってきて、外の世界に関心を持ち始めた状況 

 この状況になると、エネルギーがたまってきて、外の世界に関心の持ち始めます。エネルギーが十分でない状況では、どうしても意識は自分に向きがちです。子供だけではなく、大人のも当てはまることでしょう。エネルギーがたまってきたら、外の世界に関心を持ち始めるのが、自然の流れです。


 勉強のことや学校のことを口にしたり、それまで手をつけなかった勉強に手を付け始めたり、塾やフリースクール、通信制高校への進学に関心を持つようになったりしたら、エネルギーがだいぶたまってきて、意識が外に向き始めていることがわかります。


 いわゆる「転換期」です。


 この状況で注意する点は、関心を持ち始めたものの、外の出る、すなわち復学したり、新しい学校などに移ったりすることを決意するまでのエネルギーは、たまっていない点です。うれしさのあまり、親が先走って、「じゃあ、来週から学校に行こうか」「通信制高校の見学に行ってみようか」とアドバイスしてしまったら、子供が引いてしまうことがあります。


 背中を押しすぎてしまわず、あくまで子供の自発的な意思を尊重して、親はそれをサポートするぐらいにセーブしておいた方がいいでしょう。


4 外に出られるだけのエネルギーがたまった状況

 元の学校に戻ることや、新しい進路に向かって進んでいくことを決意した状況です。そこまでエネルギーをためることができた状況です。


 ただ、外に出ても非常に疲れやすい状態はしばらく続きます。エネルギーが減りやすいので、疲れやすくなっているのです。この状況でも親は安心しきることなく、子供の様子を気にかけて、子供の疲れを軽くするために必要なコミュニケーション、例えば、「学校はどう?」という風に、言葉をかけてあげる必要があります。








 


 


 

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