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不登校・引きこもりの原因がわかりにくい場合は、「なぜ」と問い詰めず、対話で明らかにしましょう


どうして子供が、不登校や引きこもりになってしまったのか。親にとっても、先生やカウンセラーにとっても、知りたいことです。

原因を明らかにした方が、子供に何をどうアプローチすべきか、

わかりやすくなりますが、多くの場合、子供は言いたがりません。

このような場合、「なぜ」と問い詰めないほうがいいのです。

言いたくない、あるいは自分でもわからない、口下手でうまく表現できない

などの理由があるからです。

そんなときに、もし親や先生などが、無理に聞き出そうと問い詰めたら、

子供の心はますます、固く閉ざされてしまいます。

親、先生、カウンセラーなど、子供の周囲の人たちが、

何度も何度も

「なぜ学校にいけないのか」

と問い詰めることが、子供の心をさらに傷つけてしまいます。

子供が不登校になり、何度か穏やかに、

「どうして学校にいけないのかな」

と聞いてみて、子供が言わないのでしたら、

そのような場合は、それ以上問い詰めることなく、

対話で子供の気持ちを聞いていった方がいいでしょう。

学校に行けなかったときの気持ちを、子供の心の傷や悩みに注意しながら、

聞いていき、その気持ちに共感していくと、

子供は、理解してくれた、少なくとも、自分の気持ちに寄り添ってくれたと、

安心します。

決して「なぜ」「どうして」という言葉を使わず、

学校に行きたい気持ちと、行きたくない気持ちについて、

細かく聞いていきます。

その時、決して、子供の気持ちを否定してはいけません。

「それは大したことはない」

「そのような気持ちは間違いだ」

などと否定してしまうと、子供の心が閉ざされてしまいます。

朝起きたとき、日中、夜、寝る前、それぞれどういう気持ちなのか、

その気持ちに変化があるか、変化があるならそれはどうしてか

また、学校に行けていたときはどういう気持ちだったのか、

その気持ちは、不登校になった時に、どのように変化していったのか、

細かく聞いていき、

そこから不登校になった原因を推測していきます。

不登校になった問題の核心に迫りすぎると、

不登校になった苦しさに、子供を向かわせてしまうことになりますので、

「原因はこれだろうか」

と推測したら、

そこに近すぎず、遠いところから対話をしていくことが大切です。

また、

「こうしなさい」

「こうすべきだ」

と指示をするのは避け、

当面は同じ目線で対話を重ね、子供と一緒に、子供の気持ちを共有しつつ、

その原因を明らかにしていきます。

対話を重ねていくアプローチは、時間がかかりますが、

最も尊重されるべきは、子供の気持ちです。

どうしても時間がかかるものだと覚悟を決めて、

焦らず、子供にプレッシャーをかけることなく、

対話していくことが、成功のカギです。

そして、それらの気持ちが

子供が不登校や引きこもりになっている


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