不登校の子供が、その状況から脱出するためには、周囲の人のサポートが必要です。ただ、その状況から出ていった後、幸福な人生をつかむためには、自分のことはできるだけ自分でやろうとする「自助努力」の精神が必要です。

いろいろな試練にあいながらも幸福になっていく方法も、不登校の状況から脱出する方法も、共通したものがあります。それは、今の自分にやれることをやる、ということです。

不登校の子供に対して、「そのままでいい」という考え方と「頑張るべき」という考え方、そのいずれの考え方で接するべきなのでしょうか。

努力して結果が出ないことはあります。不登校の状況にある子の中には、そういう経験をしている子もいるでしょう。そんな時は、努力することをやめたくなりますが、結果が出なくとも実力はつきますし、人ととしての輝きがついてきます。

「自分はダメだ」「自分の将来はダメだ」と思い込んでいる不登校の子供がいます。十数歳で人生は決まりません。残りの７０年近くの時間、努力することによっていくらでも変えることはできます。

自分のことは自分でやるという「自助努力」の精神。不登校の子には、この精神を持っていただき、不登校の状況の中でやれることを重ねていって、その状況から脱出していただきたいと願っています。

将来に希望を抱けない不登校の子は多いと思います。ただ、努力することによって実力をつけ、それによって希望の将来を実現することはできます。

不登校のような、逆境に見える状況において、幸福になれる人と不幸になってしまう人の違いがテーマです。

不登校のように、失敗や挫折に見える状況から立ち直る方法について書きました。

「将来どうなるか不安」と、不登校の子の多くが不安を抱えているでしょう。そのような子には、努力したら結果が出るという「原因・結果の法則」と、代償を払ったら成果が出るという「代償の法則」を伝えたいと思います。

不登校の状況にある子供たち自身も、そのご家族も多くの方が、不登校の状況は失敗や挫折だととらえているでしょう。ほかの多くの子供たちは学校に通っているのに、自分は学校に行けていない、この状況は失敗だ、挫折だと考えていて、そのために落ち込んだり、「これで終わりだ」と思ったりするこ...

不登校の子供の中には、「努力しても報われない」とあきらめてしまっている子供たちがいます。学校に行けていない状況、人間関係でうまくいっていない状況、勉強が分からなくてコンプレックスを抱いている状況などにあって、そのようにあきらめてしまうことがあっても、仕方ない面はあるでしょう...

コロナ感染が広がっていく「コロナ時代」においては、先が見えず、失敗もまた多い時代となります。そういう時代は、挫折や失敗をしても「あきらめない力」と、自分でできることは自分でやる「自助努力の精神」で乗り切っていきましょう。

「自分は恵まれている」と思うと、自分にはいろいろなものが残されていることを実感できます。そして、その残されているものを使って努力し、本当に恵まれた状況になります。「自分は恵まれていない」と思う不登校・引きこもりの子供たちがいたら、「自分は恵まれている」と考えてみてください。

２０２１年、明けましておめでとうございます。まだ今年も、混乱が続きそうですが、そういう時こそ、自らを明るく灯して生きていく、「自灯明」の思想で乗り切っていきたいと思います。

結局、人も、人の周りを取り囲んでいる環境も、完璧なものはありません。必ず、何かが欠けていたり、間違っていたりします。 しかし、えてして人は、自分自身は完璧ではないのにも関わらず、他人や環境に対して、完璧さを求めます。そのため、人間関係において衝突が起こり、憎しみが生まれます...

不登校・引きこもりの状況から脱出するには、大きなことをやる必要がありません。今できる、小さなことからやってみてください。

コロナの時代、「自助努力」と「自己責任」が重要になることを、不登校・引きこもりの子供たちに教えてください。

「天は、自ら助けるものを助ける」という自助精神の実例

不登校・引きこもりの中には、一生懸命努力したのにも関わらず報われず、そのショックから不登校・引きこもりになった子もいると思います。しかし、努力は、最終的には必ず報われます。