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不登校・引きこもりの回復期に、子供に何をしてあげるといいのでしょうか

更新日:2022年10月4日


不登校・引きこもりが、

「混乱期」→「安定期」→「転換期」→「回復期」

の最終段階である回復期、

つまり、学校に行ったり、仕事をし始める時期に移って、

親としてもうれしい限りの時、

子供に何をしてあげるといいのでしょうか。

回復期において、うまく学校や職場になじむことができず、

再び不登校や引きこもりになるケースはあります。

この時期に、外の世界にうまくソフトランディングさせてあげられるかどうかが、

これまでの努力が実を結ぶかどうかの分かれ目です。

油断は禁物です。

まず、

「これでよくなったんだ」

と子供から目を離さないことです。

カウンセラーなど、特に外部の相談機関に相談しているような場合、

「これでよくなった」

と目を離してしまうことがあります。

この時期は「回復期」ではありますが、

完全に学校や職場になじんでいるわけではありません。

子供は大変に緊張しています。

勉強はついていけるか、

仕事はこなせるか、

人間関係はうまくいくのか、

緊張と不安でいっぱいです。

学校や職場での一日が終わると、

おそらくへとへとのはずです。

へとへとで疲れている間は、まだ回復期が続いていると

お考えください。

「学校はどう?」「仕事はどう?」

と子供の精神状態を確認して、ストレスが溜まっていないか、

疲れていないか、確かめてあげてください。

もし疲れているようなら、定期的にカウンセリングを行うことも

有効です。

また、「子供から目をはなさない」

とは矛盾したことですが、

もし親子関係に共依存の傾向がある場合、

親が子離れをする必要もあります。

親が子供を必要とし、子供が親を必要としているために、

不登校や引きこもりが起きた場合、

子供が親から離れようとすると、

無意識に親がそれを阻止しようとし、

再び子供が不登校や引きこもりになるような言動を親がしてしまうことが

あるのです。

子供もそれを感じ取ってしまうと、また元の状態に逆戻り

してしまうのです。

子供に目を離さず、しかし徐々に子供から独立していくという、

矛盾する姿勢が必要です。

さらには、子供に余計なプレッシャーを与えないことも

この時期は大切です。

できればこのままうまくいってほしいと

誰もが望みますし、何よりも子供自身もそう思っています。

「頑張らなきゃ」

と奮闘します。

本人が感じているプレッシャーは相当なものです。

そこに、「頑張らなきゃまた元通りだよ」というようなプレッシャーが

親から与えられると、

子供の気持ちが追い詰められてしまいます。

この時期は回復期、リハビリの時期です。

もしかしたらまた不登校になってしまうかもしれませんが、

「何日か学校に行けた」

と、そちらの方を認めるぐらいの精神的な余裕を親が持っていると、

子供のプレッシャーが軽くなります。








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