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不登校解決ブログその1510.不登校の状況にある子供の、前向きの変化を認めてあげてください。


 子供が不登校の状況にあり、まだ親御さんがその状況を受け入れていない場合、どうしても子供に対して、マイナスの見方をしてしまうことがあります。まだ不登校の状況を受け入れていないということは、学校に今すぐにでも行ってほしいと願っていることになります。


 そういう場合、注意する必要があります。それは、学校に行くこと以外で、実は前向きの変化を子供がしているのに、気がつかないということです。親御さんが子供に対して、学校に行くことのみ願っていると、それ以外の子供の変化は、認めることができなくなるのです。


 たとえば、今までずっと部屋の中に閉じこもっていたのに、部屋の外に出られるようになった、親と会話しなかったのに、会話するようになった、朝きちんと起きることができなかったのに、起きられるようになった等、すべて前向きの変化です。


 これらの変化は、学校に行けるようになったということではありません。「不登校が解決したわけではない」と、それらの変化を、前向きの変化とは認められないかもしれません。しかし、間違いなく前向きの変化なのです。


 こうした変化をしっかりと認めることで、親御さん自身の気持ちがちょっと楽になります。「不登校の解決には至っていないけれども、間違いなく解決の方向に進んでいる」と考えることができますので、親御さん自身の気持ちが楽になります。


 そしてそれは、子供に伝わります。子供もやはり、親の期待には応えたいと思っています。学校に行けるようになりたいと思っています。その期待に応えられない自分に対して、落ち込んでしまうのですが、もし自分の変化によって親の気持ちが楽になれば、それで子供の気持ちも楽になります。


 そうなりますと、いい循環が始まるのです。親御さんの気持ちが上向く→それを見た子供の気持ちが上向く→それを見た親御さんの気持ちが上向く→・・・というふうに、いい循環がグルグルと続いていって、不登校の解決に向かって状況が変わっていくことになります。











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