不登校カウンセングブログその947.不登校の親御さんに、「変わってください」とはアドバイスしませんが、いろいろと振り返って、もし「変えた方がいい」と思われる場合は、「落ち込まず」に変えてみてください。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2021年11月10日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年12月7日
不登校カウンセリングなどで、親御さんが「不登校の状況を解決するために、変わってください」とアドバイスを受けることがあります。このようにアドバイスされて、落ち込んだり、いらいらしたりしてしまって、かえって状況が悪化したという話を聞いたことがあります。
どこをどう変わるべきか、なぜ変わる必要があるのか、具体的にせずに、ただ「変わってください」と言われても、言われた親としては、混乱するでしょう。また、自分を否定されたような気持ちになることもあるでしょう。もし、具体的にどこをどう変わるべきか、アドバイスしているのでしたら、そのアドバイスは聞く価値はあるかもしれませんが、漠然と「変わってください」とアドバイスされているのでしたら、そのアドバイスは聞き流した方がいいかもしれません。
ただ、それまでの子供との接し方や、親としての考え方、価値観などをふり返ってみて、変えた方がいいと思われる場合は、変えてみてもいいのでしょう。例えば、「失敗しないように」と、先回りしすぎて子供と接していて、それが子供の自主性を失わせていたような場合、あまり先走りせずに子供と接するようにする、という感じです。
不登校直後の混乱期において、親としてのあり方をふり返る場合は、できるだけ心を平静にしてから、なさった方がいいでしょう。心が混乱して、「親としてダメなんだ」と落ち込んでいるような時に、あり方をふり返ってしまうと、親としての自分を全否定してしまう危険性があります。変わる必要がない部分まで、変えてしまうこともあります。
また、たとえ変わるべきところが見つかったとしても、あまり落ち込まないでください。100点満点の子育てはありません。どの子育てにもどこかしら、課題はあるはずです。子育てにおいて、変わるべき部分が多かったから、不登校になったというわけでもないのです。
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