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不登校カウンセリングブログその959.「不登校になったら、そっとしておいた方がいい」は100%正しいのでしょうか?―登校刺激をした方がいい場合―

更新日:2022年12月7日

 

 「子供が不登校になったら、登校刺激せずにそっとしておいた方がいい」ということを、聞いたことはないでしょうか。子供が不登校になった段階では、子供は深く傷ついていたり、エネルギー切れを起こしていたりするので、「学校に行ってみては?」と登校刺激するのはかえって逆効果になり、登校刺激せずにそっとしておいた方がいい、ということです。


 この対応法は、私はある程度、当てはまると考えています。大部分の不登校の子供は、不登校になった直後は疲れ果てていたり、心が傷ついていたりして、とても学校に行ける状態ではないからです。そんな時は、登校刺激せず、学校のことは話題に取り上げずに、心身の回復に専念した方がいいでしょう。


 ただ、すべての不登校の子供に当てはまることではありません。次のような条件を満たしている場合、登校刺激をした方がいいでしょう。


1.子供が元気であること

 多くはありませんが、不登校になったのに子供が元気なことがあります。落ち込んでいる様子もなく、疲れている様子もない状態で、このような不登校の状態が見られるのは、本人もなぜ学校に行けないか、あるいは行かないか分からないケースです。


2.いじめなどの外部要因がないこと

 いじめや教師の体罰等、不登校の要因が外部にないと思われる場合は、登校刺激をしてみても問題はないでしょう。しかし、そうしたことがある場合は、それらをきちんと解決してからでないと、子供にとって学校は安全な環境にはなりませんので、登校刺激はするべきではないでしょう。


3。子供自身が学校に行こうかどうか、迷っていること

 子供自身が学校に行こうかどうか、迷っている場合は、登校刺激をすることによって、迷っている背中を押すことになり、もしかしたら再登校できるかもしれません。


 これら3つの条件がそろっている時は、登校刺激をしてみてもいいと思うのです。登校刺激してみて、もしかしたらすぐに再登校となる可能性があります。





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