コロナ感染で混乱し、先が見えない時代を生き抜く力を子供たちに伝えたい
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2020年4月4日
- 読了時間: 3分
コロナ感染は、まだまだ広がっていっています。ワクチンが開発されるのがまだ先のようですので、感染拡大は止まらないのでしょう。感染拡大によって、社会は混乱し、先が見えない時代に突入すると思われます。
例えば、これまで日本は中国からの観光客を目当てに、商売をしていたところがありました。私の住んでいる札幌は、毎年、中国からの観光客が数多く訪れていました。しかし、コロナ感染の拡大によって、中国からの観光客は激減し、観光産業は打撃を受けています。果たして、これまで通り、中国に頼った形の商売を続けていいのか、問われているように思えるのです。
先の見えない時代を生き抜く力を、これからの子供たちは身につける必要があります。みんながするから自分もする、というような生き方では、これからの時代においては、とても生き抜くことはできません。
その、先の見えない時代を生き抜く力とは、まず、自分で考える力です。世間で「正しい」と考えられていることを鵜呑みにせず、自分で情報を集め、自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる力が、これからは必要です。そのためには、学ぶことの大切さをきちんと、子供たちの伝えるべきでしょう。学ぶことは、いい偏差値を取るためとか、いい学校に入るためとか、そのような「浅い」目的を達成するためのものではありません。情報を集め、それに基づいて考える力を高めるためです。それは社会に出る前だけに行われるものではなく、社会に出てからもずっと、続いていくものです。学び続け、考える材料を集め続けることで、自分で考える力を持ち続けることができるのです。
生き抜く力の二番目は、リスクを恐れずに進む勇気を持ちながらも、リスクをできるだけ小さくしようとする力です。先の見えない時代を歩んでいくことになりますので、これまでよりもリスクは高くなります。リスクを恐れていては、先に進むことはできません。しかし、リスクを恐れないだけで、リスクにまともにぶつかるようでは、失敗した時の被害が大きくなってしまい、二度と立ち上がることができなくなる可能性もあります。
リスクを恐れずに進む勇気を持つためには、小さな失敗を若い時からこまめにしておくことでしょう。失敗しても、何度も立ち上がればいい、あるいは失敗にも学ぶことがあると考えていたら、小さな失敗を繰り返しても頑張れるようになります。
リスクをできるだけいい策するようにするためには、やるべきことをやり、堅実に足固めをする考え方を身につけることです。出された宿題はきちんとやる、決められた手伝いはしっかりこなすということを繰り返すことで、そういう考え方が身についていきます。
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