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コロナ感染後の社会で重要になり、不登校・引きこもりの子供たちに持ってほしい「自助努力の精神」

 個人にしても、国にしても、発展するか、衰退するかを決めるのは、一つの精神を持っているかどうかです。その精神が、自助努力の精神です。できるだけ他からの助けや支援に頼ることなく、自分でやれることをやっていこうとする精神が、自助努力の精神です。自助努力の精神を持っている個人は発展し、自助努力の精神を多くの国民が持っている国もまた、発展します。


 ある個人の周りの環境も、ある国の周りの環境も、完璧なものはなかなかないでしょう。完璧ではない環境、何かが欠けている環境の中で、「自分にできることはないか」と考え、できることからやっていく人は、発展します。それとは逆に、「あれがないからだめだ」「これが十分ではないから何をやっても無駄だ」と考えるような人は、絶対に発展しません。


 助け合いの精神がダメというわけではありません。近年は、豪雨による水害が激しくなってきていますが、被災した人に手を差し伸べるのは必要なことです。身体的にハンディキャップがあり、十分に努力できない人にも、支援は必要です。

 ただ、自分にやれることはあるのに、そういうことをまったくやろうとせず、できるだけ楽するために、他人からの支援を受けるのは、やはり問題です。


 明治維新以降の日本が発展したのは、やはり自助努力の精神を日本人が持っていたからです。逆に、バブル崩壊以降、日本が発展を止めてしまっているのは、自助努力の精神が薄れ、自分でやれることをやろうとせず、社会からの支援を頼りにする傾向が強くなってきているという状況も、原因の一つとしてあるのではないでしょうか。


 さて、その自助努力の精神が、アフターコロナの社会では重要になります。一つには、政府も会社も、あてにならない時代がしばらく続くからです。残念ながら、これから世界経済は恐慌と呼べる状態になるでしょう。大会社であっても、あっけなく倒産する社会、政府も、何をしていいか分からず右往左往する時代へと突入します。何かを頼りにするのではなく、自分にやれることは自分でやろうという人でなければ、生き残るのは難しくなります。自助努力の精神が、これまで以上に重要になってくるのです。


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