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不登校ブログその697.再登校時のクラスの対応はとても大切です―ソフトランディング(着陸)となるように―

 不登校の状況にある子供たち、特に小学生の子供たちが再登校する時、クラスの対応はとても大切です。その対応が、子供の希望とは大きく違っていた場合、あるいは学校になじむまでに小さなことでもうまく対応できなかった場合、再び不登校になることがあります。事前に、クラス担任とコンタクトをとって、細かい点をつめておいてください。


 まず、重要なことは、クラスの友達から、どのように接してもらいたいか、ということです。この点については、子供の希望をよく確認しておいてください。何もなかったように接してほしいということもあれば、「元気だった?」と声をかけてほしいということもあります。この点はしっかりと子供の希望を聞いておいてください。そして、事前にクラス担任に伝えてください。


 今、学校での勉強がどのくらい進んでいるかも、聞いておく必要があります。各教科の進み具合を確認しておいて、可能であれば再登校する前にある程度、自宅で勉強しておくと、再登校した後に勉強についていけないということで、再び不登校になることを防ぎます。


 与えられている課題や教材などをそろえておくことも、事前にクラス担任に確認して、やっておきたいことです。新しい上履きが必要とか、体操着が必要とか、そのようなことも詰めておいてください。再登校直後、しばらくは子供たちは非常に緊張しています。小さなものでも、そろえておくべきものがそろっていなかったら、プレッシャーとなります。


 また、子供の意向を確認しておいて、子供が希望するなら、仲のいい友達といっしょに行動を共にするよう、働きかけておくことも、再登校時のプレッシャーを和らげることになります。


 再登校に至るまでには、相当な努力があったでしょう。再登校ということで、親としてはとても嬉しい気持ちになりますが、再登校しても再び不登校に戻ることはあります。そういうことをできるだけ防ぐためにも、事前にクラス担任と打ち合わせしておいて、準備できることは準備しておいてください。






 

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