不登校ブログその887.不登校の子が、もし家で勉強することを望んでいる場合、体力維持に努めてください―「勉強体力」を少しずつ増やしていく―
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2021年9月9日
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不登校の子が、通信制高校に通う場合、あるいは不登校の状態のまま、エネルギーが出てきて勉強しようと決意した場合、家で勉強することになります。
勉強というと、頭の問題のように思いますが、実は体力が影響してくるのです。一定の時間、集中して勉強するには、体力が必要となります。体力がないと、集中して勉強し続けることができないのです。
家で勉強していて、「勉強が続かない」という場合、いろいろな原因が考えられますが、不登校になって体力が落ちてしまっていて、集中力が続かないということもあります。その場合、何らかの形で体力をつけて維持していくことをお勧めします。体力維持の方法については、続けられるものでいいと思います。無理せず、一番楽しい方法が、長い間続けることができます。
意外に、勉強に必要な体力については、知られていないことが多いです。「勉強体力」という言葉があり、何時間も勉強するのに必要な体力を指しています。
小学校低学年 3時間
小学校高学年 5時間
中学生 8時間
高校生 10時間
これが一日に続けうる勉強時間の目安で、土日や休日に、これだけ勉強することができれば、勉強体力がかなりあることになります。
体力を維持するために、激しすぎる運動をしてしまっては、勉強する時に疲れてしまいますので、勉強する時に疲れが残らない程度に運動するのが適切です。
そして、あとは集中して勉強できる時間を、少しずつ伸ばしていけば、勉強体力を高めていくことができます。不登校で勉強から長い間離れていたら、やはり勉強体力は落ちています。おまけに、分からないところも多いので、勉強を再開した当初は、勉強が続かないでしょう。ただ、嘆く必要はありません。体力をつけつつ、勉強できる時間を少しずつ増やしていけば、必ず勉強体力は高くなっていきます。
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