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何度失敗し、挫折しても大丈夫と、不登校・引きこもりの子供たちに伝えてください

 不登校や引きこもりになる子供たちには、完璧主義の傾向が見られます。そのため、一度の失敗や挫折から、なかなか立ち直れず、不登校や引きこもりになってしまうのです。子供の時は心が純粋ですので、失敗や挫折への耐性が十分ではありません。そのことが、立ち直れないという状況に拍車をかけてしまいます。


 そこで、不登校・引きこもりの子供たちには、何度失敗し、挫折しても大丈夫、ということを伝えてあげてください。何度転んでも、立ち上がればそれで済むからです。立ち上がって、また歩き始めれば、それでいいのです。いつまでも転んだことを考えていても、仕方ありません。「また立ち上がろう。また歩こう」と決意するだけで、転んでいる状況から立ち直ることができます。


 むしろ、転んでしまったことは、将来のチャンスととらえることができるでしょう。どうして転んでしまったのか、考えることで、自分に足りなかったものや、修正すべきところが分かるからです。足りなかったものは補い、修正すべきところは修正すれば、次は転ばなくなるでしょう。生きていて、失敗や挫折はどうしても出てきます。それは、人は、人生という道を歩くことを、止めることはできないからです。歩いている限り、転ぶことは避けられません。もし、歩くことを止めてしまったら、転ぶことはありませんが、進むこともなくなってしまいます。


 失敗も挫折も、それ自体はよくあることです。それ自体が問題ではなく、それによって歩くことをあきらめてしまうことが問題なのです。あきらめなければ、必ず道は開けます。これは100%、事実です。「失敗し、挫折して、今の状況はとても苦しいけれども、あきらめなければ、必ず今の状況を変えることはできる。今できることは必ずあるはず。だから、できることからやっていけば、状況を変えていける」と子供たちに伝えてください。


 また、自分をダメだと思うことも、自信を失うことも、避けてほしいと、子供たちに伝えてください。失敗や挫折は、最終的な成功になりうるのだから、そのように考えることはもったいないと、励ましてあげてください。


 このようなことを、何度も何度も子供たちに伝えることで、子供たちの心は変わっていきます。そして、不登校・引きこもりの状況は、必ず解決していきます。







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