最終的に努力を結果に結びつける方法―「努力は空しい」と嘆く不登校・子供たちへの福音―
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2020年8月2日
- 読了時間: 2分
子供たちが、不登校や引きこもりになった理由の一つに、努力しても結果が出なかったという挫折に直面したということがあります。一生懸命、志望校に入るために勉強を頑張ったのに入れなかった、仕事で頑張ったのに結果を出せなかった、資格を取ろうとしたのに取れなかった、ある職業に就こうと努力したのに就けなかった、というように、努力したのに結果が出なかったために、努力は空しいと感じ、嘆いて、不登校や引きこもりになるということです。
私にも経験はありますが、このような場合、何か目指す結果が出なかったということと、努力が何にもならなかったということとは違うのです。努力した結果、「何も得られなかった」ように見えるのですが、本人が気づいていないだけで、きちんと成果は出ているのです。
例えば、ある志望校に入ろうと、一生懸命努力して入れなかったとしても、一定の学力はついています。ピアニストになろうとしてなれなかったとしても、ピアノの技術はある程度、修得できています。資格試験に向けて勉強し、合格できなかったとしても、学んだ知識は得られています。努力したことは、それが社会的に認められようと、認められまいと、本人の実力として身についているのです。
それまでやってきた努力を結果に結びつけるには、まずあきらめないことです。「何もかも無駄になった」とあきらめてしまいますと、そこで終わりです。結果に結びつかないままになってしまいます。
ですので、あきらめず、次の目標や展開を考えることです。それまでやってきた努力やついているはずの実力を、活かす方向での目標や展開を考えて、そこに向かって再び努力を続けることです。よく、「運命の扉は、ある扉が閉まったように見えても、次の扉が開く」と言われていますが、これは本当です。最初の扉が閉まって、非常にショックを受けますが、あきらめなければ必ず次の扉が開きます。用意されています。七転び八起きの精神で努力し続ける人には、必ず人生の運命の扉は開けていきます。
努力することに空しさを感じている、不登校・引きこもりの子供たちにぜひ、あきらめなければ努力は実を結ぶことを、伝えてください。
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