不登校カウンセリングブログその1286.悲観的になりがちな環境で、将来に希望を見出そうとする、「建設的な思考」が、不登校を解決します。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2022年11月5日
- 読了時間: 3分

不登校の状況にある子供が、なかなかその状況から抜け出せないのは、子供の心が悲観的になっているからでしょう。不登校の状況にあって、「自分の将来は暗い、希望はない」と悲観的になっているために、前に進むことができず、そのために不登校の状況から抜け出すことができないのです。
本当は不登校の状況から出たいのに、将来に悲観的になってしまって、なかなかその状況から抜け出せないのは、共感します。不登校に限らないことですが、今の状況が自分にとって厳しい状況、辛い状況の時は、将来に希望は見出せないです。相当、タフな人でない限り、現状が厳しく、辛い状態であれば、将来は悲観的になるものです。
不登校の子供は特に、感性が大人よりもみずみずしくて、周囲の環境からの影響を大人よりも強く受けてしまう傾向があります。不登校に至るまでの辛い経験や、落ち込みがちな不登校の状況からの影響を強く受けて、ますます将来に悲観的になりがちです。
ただ、現在と将来は、必ずしもストレートにつながっていくわけではありません。将来がずっと先であるほど、現在とは大きく変わっていきます。このブログを読んでいる方はいかかでしょうか。ご自分が生まれた時と今、子供の頃だった時と今、社会に出て直後と今とでは、状況が大きく変わっているのではないでしょうか。
そうであれば、たとえ現在が厳しい状況であったとしても、将来がその状況が続くわけではないと考えることは可能です。現在は厳しい状況でも、将来は現在の厳しい状況とは全く異なり、明るい状況になる可能性は十分にあります。
そこで、苦しい現在の状況で、将来のことを悲観するよりも、将来は明るいと考えて希望を抱いた方がいいでしょう。そのような建設的な考え方を持つことができれば、どのように今が苦しい状況であっても、心の中に希望が出てきますので、前に進もうという気持ちになれます。そのような気持ちになれば、今の苦しい状況を変えようと、努力することが可能になってきます。その努力を積み重ねていくことで、状況を少しずつ変えていき、やがて不登校の状況から脱出することになるでしょう。
私は「心には創造作用があって、その心にいかなる将来像を描くかによって、環境が変わってくる」ということを、ブログで書いてきていますが、建設的な考え方を持てば、そのような考え方のもと、努力することができるようになるからです。将来に悲観的なことしか持てなければ、努力しようとはなかなか思えないでしょう。
人の心は、基本的に自分でコントロールできます。今の状況に左右されず、将来は明るい、希望はあると建設的に考えることは十分可能です。不登校の状況をも、変えていくことができます。
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