不登校カウンセリングブログその1310.不登校の状況の中でも、若さゆえに子供は成長し、それに伴って状況が変化していきます。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2022年11月29日
- 読了時間: 2分

不登校の状況の中では、子供も親も、「永遠にこの状況が続く」と思ってしまって、将来に対して悲観的になっているのではないでしょうか。自分が今、置かれている状況が、自分にとって苦しいものであれば、そのように悲観的に考えてしまうことがあります。
そのような状況に置かれた人が晩年を過ごす高齢者であれば、今の状況が永遠に続く可能性はあります。大変に失礼ながら、そういう高齢者はもう、人としての伸びしろがほとんどありません。つまり、この先変化することはほとんどないのです。
しかし、不登校の状況にあるのは、まだまだ人としての伸びしろがとても大きい、子供たちです。まだ成長の入り口に立ったばかりの年齢です。人として成長し、変化していくのでしたら、それに伴って不登校の状況も、変化していくのではないでしょうか。
「不登校の状況にずっとあり続ければ、進級も進学も就職もできないわけだから、不登校の状況は永遠に続くのではないか」と思われるかもしれません。ただ、その状況の中にあっても、子供は若さゆえに、成長することができます。たとえ不登校の状況の中でも、精神的には成長することが可能です。子供の特権と言えましょう。
精神的に成長していけば、それまでずっと、自分を苦しめていたと思われる出来事や状況があったとしても、その出来事や状況に対して少しずつ客観的にとらえ、冷静に考えることができるようになります。精神的に幼い時はどうしても、自分が直面している苦しみを大きなものとしてとらえがちですが、精神的に成長していけば、「あの時は本当に苦しかったけれど、今からふり返ってみたら、そこまで苦しみは大きくなかったのかもしれない」と振り返ることができます。
不登校の状況にある子供にとって、時間が味方になるのは、時間がたてば子供が精神的に成長して、その成長に伴って不登校の状況が変わっていくからです。不登校の状況がなかなか変わらず、解決するまでの時間がかかっていることに、大きな焦りを感じることもあるかもしれませんが、それによって子供が精神的に成長し、状況が変わる可能性が高くなっていくという面もあります。
Comentários