不登校カウンセリングブログその1313.不登校のわが子が、歩き出すまで待つ辛さ。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2022年12月2日
- 読了時間: 2分

生きていて、特に辛さを感じた経験は、変化がない生活の中で、いろいろ必要なことをやりながらも、状況が変わっていくのを待つことだったように思います。今、やらなくてはならないことがあり、それを毎日やってはいるけれども、状況が全く変わらず、時間がたって状況が変わるのを待つことは、なかなか辛いです。わが子が不登校の状況にあり、その状況を変えようと、いろいろわが子に働きかけるなどのことをしているけれども、不登校の状況はまったく変わらず、いつ変わるかも分からない日々を送っている親御さんは、その辛さを実感しておられるのでしょう。
不登校の状況が本当に変わるのか、変わるとしたらいつなのか、それはまったく分かりません。誰にも分かりません。当事者である子供自身も分かりませんし、そのそばで見ている親御さんにも分かりません。カウンセラーなどにも分かりません。数カ月で変わることもあり、数年かかることもあり、本当に誰にも分かりません。
先がどうなるか分からず、その間も大きな変化も見えず、その状況の中で、「きっと状況は変わる」と気持ちを奮い立たせて、今、できることをやっていくのは、忍耐力が必要なことです。ただただ、変化を待ちながら、コツコツとやれることをやっていく日々の辛さは、わが子が不登校になっている方がSNS等で書いておられます。
私のような第三者が、そのように耐えて頑張っておられる方のお気持ちを、軽くすることはできません。ただ、「耐えて、ご自分にやれることをやっていく日々の先に、不登校の状況の変化があり、解決というゴールがあります」と、いくつかの不登校のご家族と接してきた経験を、お伝えすることはできます。そのことは確実です。いつ、どうなるかは分かりません。不登校の状況をお聞きしていて、おおまかに、「解決は早そうだ」とか「少し、時間がかかるかもしれない」ということぐらいは分かりますが、それも本当におおまかな感覚でしかありません。それでも、耐えてコツコツやれることをやった場合、必ず解決していくことだけは、断言できます。
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