不登校カウンセリングブログその1325.不登校の子供への不安。この不安を、「どうすればいいか」という思いに変えると、子供もお母様も気持ちが楽になるかもしれません。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2022年12月15日
- 読了時間: 2分

自分の子供が不登校になってしまって、お母様としては不安で心が張り裂けそうな毎日を、過ごしておられるのではないでしょうか。
「このままずっと、不登校の状況が続くのではないか」
「自分が子育てを間違ったせいではないか」
「子供の将来が閉ざされてしまうのではないか」
そんな不安で心がいっぱいになって、毎日が辛くて苦しいというお母様は、多いと思います。
そのような不安を持つのは、当然だと思います。不登校が解決するまでは時間がかかりますし、いつになったら不登校の状況から脱出できるのか、先行きは分かりません。そのため、先ほどのような不安が心の中から湧いて出てくるのも仕方がありません。また、自分の子供が不登校になれば、どうしても「自分の子育てに問題があったからではないか」という考え方をしてしまって、不安が出てきてしまうでしょう。
自分の子供が不登校になってしばらくは、こういう不安を抱いてしまうのは、なかなか止められないと思います。ただ、そのままでは、お母様自身も苦しいですし、子供も苦しくなります。
お母様自身が苦しいことは、すぐにご理解いただけると思いますが、子供も苦しくなるのはどうしてでしょうか。それは、親子間のコミュニケーションで、どうしてもお母様の不安な気持ちが、子供に伝わっていくからです。
「あなた、これからどうするの?」
「いつまでこの状態を続けるの?」
というような、不安な気持ちが言葉になって、子供に伝わっていきますと、子供もまた、不安をかきたてられます。当事者である子供の方こそ、不安でいっぱいです。そのような状態のところに、母親からの不安な気持ちを伝えられたら、子供の不安はますます大きくなっていきます。
やはりどこかで、不安な気持ちを切り替えていくしかないです。不安な気持ちは、いくらその気持ちになっても、実はその不安のもとは、解消されません。「うちの子供の将来はどうなるのだろうか」という不安を、何回繰り返しても、子供の将来の展望が開かれることはありません。
不安な気持ちを切り替えるには、その不安を生み出している状況に対して、「自分に何ができるのだろうか」と考えるほか、ありません。その不安な状況に対して、「こういうことはできないか」「ああいうことはできないか」と考えていくことで、不安な気持ちは小さくなっていきます。人は、同時に二つの異なることを考えることはできませんので、不安な気持ちを生み出す状況に対して、「どうすべきか」と考えれば、不安はそれに置き換えられていくのです。
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