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不登校カウンセリングブログその1347.「勉強が苦手」という不登校の子供。その理由は何でしょうか?

 

「勉強が苦手」という不登校の子供がいます。その状況を乗り越えることは、不登校の解決ということだけでなく、これからの人生で「自分もやれるんだ」と自信をつけていくという点でも、大切なことです。「勉強が苦手」という状況を乗り越えるには、まずどうして苦手なのか、明らかにする必要があります。


1.勉強する目的がわからない

 どうして勉強するのか、その目的は何かわからないので、勉強に取り組む意欲がわかず、「勉強が苦手」と表現している場合があります。自分がやることに、一つ一つ納得して先に進みたい子供もいますので、そういう子供には、勉強する目的をしっかり伝える必要があります。


2.学習障害

 読む、書くなどの面が困難な、「学習障害」の場合、いくら頑張っても結果が出ず、「勉強が苦手」ということになります。幸い、学習障害でも、それをカバーする方法がありますので、その方法を試していくことが、苦手を克服する道になります。


3.「場所」の影響で集中できない

 勉強する場所が散らかっていたり、ゲームやスマホなどがそばにあったりすると、そのせいで集中できないことがあります。その結果、「勉強が苦手」という思いになります。そういう場合は、まず場所を整理することで、集中することができます。


4 心身の影響で集中できない

 精神的に波立っている時や、体が疲れている時は、集中することができません。そういう時は、波立つ原因を解消することや、休息することで、集中力を取り戻すことができます。


5 やり方が分からない

 勉強のやり方が分からず、いつまでも苦手意識を取り去れないことがあります。動画などで詳しく勉強のやり方を紹介してくれている動画などがありますので、そういうものを参考にして、自分に合ったやり方を見つけていくことができます。


6 どうしても苦手な科目がある

 苦手な科目がある場合、その子供の適性を示していることにもなります。文科系の科目が苦手なら、理科系の方向に適性があり、理科系の科目が苦手なら、文科系の方向に適性があるということです。「苦手科目がある」ということは、「特異な科目がある」ということですから、そのように割り切ってしまうのも一つの手です。


7 現時点の学力よりも、高い目標がある

 現時点の学力よりも、高い目標を持っている場合、その目標に到達できず、苦手意識を持つことがあります。

 学力の伸びは、一直線に伸びるよりも、ある程度、上下したり、ある時はまったく伸びなくて、ある時にぐっと伸びたりする方が多いです。そういう時は、耐えて努力を続けることが、最善の道でしょう。


 さらに高い学力目標にあったやり方があり、そのやり方にのっとっていないために、学力が頭打ちになることもあります。例えば、使っている問題集のレベルが低く、すらすら解けるような場合は、もっと高いレベルの問題集にすべきなのですが、そのままその問題集を使っていると、学力が上がらない、というようなことです。

 この場合、やり方をもう一度見直すということが必要です。










 

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