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不登校カウンセリングブログその1379.「不登校になったら、その後は厳しい人生」ということはありません。子供の努力次第で、どうにでもなります。




 「不登校になったら、その後は厳しい人生になる」という風に考える人がいます。確かに、そのまま不登校の状況が続いて引きこもりになり、まったく社会との接点がなくなれば、社会に戻ろうとしてもだんだん難しくなっていきます。そういう意味では厳しい人生になるかもしれませんが、「不登校が引きこもりになり、そのまま社会との接点がなくなった状況がずっと続けば、その後は厳しい人生になる」ということですし、不登校=厳しい人生というわけではありません。たとえ、引きこもりになっていたとしても、それは厳しい人生になっていますが、そこから脱出することはできます。


 結局は、子供自身の努力次第です。不登校の状況をひっくりかえし、その後に幸福な人生を送れるかどうかは、子供の努力次第です。不登校ということは、「ある時期、学校に行っていなかった」という事実に過ぎません。


 社会は、そんなに残酷ではありません。ある時期、学校に行っていなかったとしても、その後、しっかり努力した子供に対して、認めないような社会ではありません。社会はきちんと受け入れてくれます。この場合の努力とは、学校に戻る努力や、戻らなくても自分で勉強した努力、体を鍛えた努力、人の中で生きていく努力です。こうした努力をすれば、必ずその子供に実力がついてきます。


 残念ながら、まったく努力しなかった子供を認めるほど、社会は寛容ではありません。学校に行っておらず、勉強もしなくて、仕事の経験もまったくなければ、たとえ素質が素晴らしくとも、実力はまだついていません。それを示す、学歴や職歴もないので、社会がその子を認めることは難しいのです。


 ただ、そのような子供でも受け入れるところは、社会にはあります。まず勉強や仕事などとは無関係の、心に傷を負ったような人が集まるところで、心の傷をいやし、人と接することで人と触れ合う喜びを感じ、少しずつ自信を取り戻していけばいいのです。それも子供の努力でしょう。


 「この状況から抜け出そう!」と決意して、その時の自分にできることを努力していけば、必ず人生は開けていきます。それは間違いありません。たとえ一時期、不登校の状況にあっても、子供の努力で人生が上書きされていきます。






 

 

 


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