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不登校カウンセリングブログその1380.完璧主義などの、子供の性格による不登校への対応とは。


 完璧主義、内気、高い感受性などの、子供の持っている性格によって不登校になる場合があります。このような場合の不登校には、どのように対応すればいいのでしょうか。


 このような場合の対応は、なかなか難しいです。子供の持っている性格が、何らかの課題となっていて、それが不登校の引き金になっているのですが、そこに対応するとなると、性格をある意味、問題視することにもつながりかねません。その性格を持っている子供としては、自分を否定されたような気になりますので、不登校の状況になって落ち込んでいるところに、さらに落ち込ませることにもなってしまう可能性があります。


 しかし、子供の持っている性格が、何らかの原因となって、不登校になっているのは事実です。その原因を取り除くか、軽くしなくてはなりません。その場合、性格を変える必要が出てくることもあり、どうすればいいのかということになります。


 そうしたことを踏まえた上での、不登校への対応を挙げていきたいと思います。


1 親が子供の性格を愛する

 子供は、自分の性格を愛することができていないはずです。自分の持っている性格が、不登校の引き金になっていることを自覚していて、自分の性格を愛せず、自己否定感を強く抱いているはずです。

 そこで、まず親が、子供の性格を愛する必要があります。


2 子供の性格ができるだけ周囲とぶつからないようにする

 簡単に書きましたが、これが非常に難しいことではあります。ただ、これをやらないと、いつまでも子供は周囲とぶつかることになり、子供は自己否定感から逃れることはできません。

 性格は簡単には変えられませんが、自覚してそれがぶつからないようにすることは、ある程度可能です。

 たとえば、内気な性格によって、不登校になる場合です。内気なことは別に問題はないのですが、学校に行っても、挨拶もしないというようなことになっていないでしょうか。挨拶は人間関係の基本であり、それをしていないということは、基本をおさえられていないことです。それでは、周囲とぶつかってしまうでしょう。

 「挨拶はちゃんとしようね」とすすめるだけでも、周囲との関係が変わってくるでしょう。


3 子供が、自分の性格をマイナス方向に考えすぎて、必要以上に子供が傷つかないようにする

 不登校の子供は、自己否定感から、自分のことをほぼすべて否定しているでしょう。性格も本当は両面があり、いい面もあるのですが、そちらの方はまったく意識していないはずです。

 そこで、性格のいい面の方を伝えて、子供が傷つかないようにしていきます。


 以上のことを実行するのは、本当に難しいことです。このブログの内容で、本当は本の1、2冊は書けるはずです。非常に簡単ですが、対応の方向を書きました。







 




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