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不登校カウンセリングブログその1401.内気な性格によって不登校になっている子供が、暗くならないように。


 子供の性格によって不登校になることがあります。そのような性格の内、「内気な性格」があります。以前のブログでも取り上げましたが、内気な性格は、子供時代はやや本人に不利に働くことが多いです。子供時代において、活発な性格の子供、ややもすると他人のことを配慮しない性格の子供の方が生きやすい面はあります。内気な性格の子供は、言いたいことが言えず、引っ込み思案になりやすく、友達関係で悩むことが多いです。その悩みが深いと、不登校になることがあります。その状況にある時の子供は、おそらく、かなり自分の性格に否定的になっているはずです。


 確かに、子供時代は内気な性格は、やや損することが多いかもしれませんが、大人になると今度は逆に、人からの信頼を得たり、頼られたりすることがある性格になります。すべての人がそうだとまでは断言しませんが、比較的そういうことが多いように思います。


 それは、内気な性格であることが、自分を律する自制心を持っていることでもあり、また人を裏切らない性格であることにもつながるからです。こうした性格の持ち主は、人から信頼されます。


 人から信頼されるということは、大したことが無いようにも思えますが、大人になるほどそのことの重要さが増します。子供時代やまだ若い時代は、自分だけの力で人生を切り開くことができますが、年齢を重ねていくと、他の人の力を得られるかどうかが重要になってきます。人から信頼されるということは、他の人の力を得られる条件の一つになるでしょう。


 人生の後になるほど、内気な性格がメリットになるわけですから、それまでの子供時代において、その性格が暗い方向に向かわないよう、その子供と関わる大人がアドバイスする必要があります。決してその性格に対して否定的になることなく、その性格もまた大切な個性であることを、伝え続けていく必要があります。子供時代の人間関係によって、時々子供が内気な性格であることを嘆くようなことがあるかもしれませんが、その時々に、嘆くべき性格ではないことを伝えて、決して暗くならないよう支えていけば、大人になった時にその性格を長所に感じる時がやってきます。




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