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不登校カウンセリングブログその1405.勉強することによって得られるもの。


 不登校の子供の中には、勉強することに対して、「いったい、何が得られるのだろうか?」と懐疑的になっている子供がいます。そのように懐疑的になっている子供は、けっこう多いのではないでしょうか。

 

 勉強する目的や意義などが、見えにくくなっている時代ではあります。一昔前なら、高学歴を獲得できれば、いい会社に入ることができ、そのまま一生安泰という人生を描きやすかったので、勉強する目的や意義は明確でした。それが、いい会社に入ったとしても、現代ではその会社が傾いたり、倒産したりする時代になっています。そのため、勉強する目的や意義がよく分からない状況になっていて、勉強することでいったい、何が得られるのだろうか、というふうに考える子供が増えているのでしょう。


 学歴以外で、勉強によって得られるものは、考える力です。考える力が高い人とそうでない人との差は歴然です。勉強する過程で、考えることを繰り返します。体を動かしていけば、体が鍛えられるように、考えることを繰り返していけば、考える力も鍛えられます。


 考える力は、人生のあちこちで重要です。特に、人生の岐路においては重要度が増します。考える力が高い人は、人生の岐路を間違うことは少なく、逆に考える力が低い人は、自分が不幸になる方向の岐路を選びがちです。それだけ、考える力は重要なものです。それが、勉強することで培われます。


 勉強で得られる大事なものには、情報収集力があります。勉強する際にはもちろん、教科書や参考書を使います。それらの中で、比較的重要な情報とそうでない情報とがあります。それを見極める過程を重ねていけば、自分にとって重要な情報を選ぶ力がついてきます。その力は、現代社会で非常に大切です。


 現代社会は、情報社会です。情報があふれた社会で、自分にとって必要な情報、重要な情報を探し、見極めていく力が高いと、人生をうまく切り開いていくことができます。


 例えば、何か事業をしたいと考えていて、将来性のある分野を探す際、情報収集力が必要です。高い情報収集力があれば、まだあまり人にも知られておらず、それでいて将来有望な分野を探し出すことができます。


 こうした力を、勉強することで得られます。それらは学歴などは関係なく、自分の真の力となるものです。




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