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不登校カウンセリングブログその1409.古く聞こえる言葉かもしれませんが、「自助努力の精神」は、不登校の状況からの脱出の力となります。


 現代ではどうなのでしょうか、「自助努力の精神」という言葉は、少し古く聞こえるのでしょうか。自分でできることは、可能な限り自分でやろうという、「自助努力の精神」。この精神を持っているか、持っていないかで、その運命が大きく変わります。


 この精神を持っている人は、その与えられた環境の中で「自分にできることはないか」と考え、探し求めます。その与えられた環境が、自分にとってあまりいい環境ではなくても、「自助努力の精神」を持っている人はそのことを言い訳にせず、自分にできることをやっていきます。


 そうして努力することで、何らかの力が少しずつ蓄積されていきます。運動しているのであれば、体力がついていきます。英語などの語学を勉強していけば、語学力がついていきます。勉強すれば、学力がついていきます。


 そのようにして、力がついていきますと、今いる環境を変えられるようになっていきます。例えば不登校の状況に置かれているとしましょう。体力がついていけば、外で活動しても疲れにくい体となりますので、不登校の環境から出ていっても大丈夫という自信がついてきます。学力がついていけば、これもまた、外の世界に出ていく自信がついていくことになるでしょう。


 自助努力の精神を持つことは、非常にシンプルです。置かれている環境を言い訳にせず、その環境を嘆くことなく、「自分にやれることはないか」と考えることから始まります。努力しない人は、置かれた環境が自分にとって望ましくないものであった場合、そのことを言い訳にして、「自分にやれることはないか」と考えようとしません。それではいつまでたっても、力はついていきませんので、今の環境がずっと続いていってしまうでしょう。


 そして、自助努力の精神によって行動していくことは、本当に小さいことからでいいのです。今、置かれた環境でやれることからでいいのです。不登校の環境であれば、散歩をする、部屋でストレッチをする、心を落ち着けてみる等、そのようなことでいいのです。そういうことを積み重ねていって、少しずつ大きなことがやれるようになっていきます。








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