不登校カウンセリングブログその1410.不登校になるくらいの疲れがたまるほど、学校に行き続けようと頑張ったことを、認めてあげてください。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2023年3月10日
- 読了時間: 2分

子供が不登校になるとどうしても、親としては「どうして学校に行けないの!?」と考えてしまいがちです。特に、何の前触れもないように見えた状況から、いきなり不登校になった場合は、そのように考えてしまってつい、「どうして学校に行けないの!?」「学校に行きなさい!」と子供に言ってしまいがちです。
ただ、この状況の子供に、そのようなことを言ってしまうと、子供の心を傷つけてしまう可能性があります。「学校に行きたくない」という思いの表現としての、不登校なのです。不登校になったということは、もうすでに学校に行くことのできない心身になっているはずです。「学校に行きなさい!」と言われても、とてもできる状態ではありません。
親心としてはとても難しいことかもしれませんが、学校に行きたくないと思いつつも学校に行き続け、それによって疲れがたまって、不登校になるまで頑張っていたことを認めてあげてください。これは実際、そうなのです。不登校に至るまでの子供の気持ちは、不登校直後はよく分からないかもしれません。ただ、心も体も疲れ切ってエネルギー切れを起こし、それは不登校という選択肢を選ばざるを得ないほどであること、そしてそこまで頑張ってきたことは事実です。そのことを認めてあげてください。
そのように認めてあげることで、子供は、自己肯定感を少しでも維持することができます。不登校という状況を選んだことで、少なからず自己肯定感を失ってしまっています。そのような状態の子供に対して、不登校になるまで認めてあげて、自己肯定感を維持する支えになれば、子供の立ち直りが早くなります。親に対して、「自分のことを理解してくれた」と感じ、親子間の信頼関係もより強くなります。不登校の解決のためには、プラスの影響をもたらします。
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