UA-139114584-1
top of page

不登校カウンセリングブログその1423.不登校の子供は既に試練にあっているのでしょう。辛いことですが、試練が人を磨いていく面は否定できません。


 私は、あまりにも辛い状況からは、逃げてもいいと思います。子供であれば、いじめを受けるような状況や、教師が暴言や暴力をふるうような状況です。それらは犯罪の範囲に入ることもあります。そういう状況からは逃げるべきですし、何よりもそういう状況はできるだけ早く変えるべきでしょう。また、子供にとって耐えがたく、その状況の中に居続けるとうつになるような状況からも、早く逃げ出すべきでしょう。


 ただ、それ以外の状況では、耐えられそうであればできるだけ、耐えていく方がいいと思うのです。耐えることが必要な状況とは、その子供にとっての試練です。例えば、部活動で頑張らなければならないとか、志望校合格のために一生懸命に勉強しなければならないとか、そういう場合は試練でしょう。そのような試練をくぐりぬけないと、何らかの結果を得ることはできません。試練が大きいほど、そこに耐えて頑張った時に、得られる結果もまた、大きくなります。


 試練にぶつかっている時、人は磨かれていきます。試練を乗り越えようと必死に努力しますので、その努力によって磨かれていくでしょう。また、試練の中では耐えることになりますので、忍耐力もついていきます。試練の最中には、たぶん自分が磨かれていることは分からないでしょう。ただ、試練を通り越えていった時には、試練によって自分が磨かれていて、輝きを増していることが分かるはずです。



 不登校の状況にある子供は、既に何らかの試練に直面してきたはずです。「もう、これ以上、辛い思いをするのはいやだ、試練に直面するのはいやだ」と思っているでしょう。ただ、試練が人を磨いていく面は否定できません。耐えられないような試練や耐えてはいけない試練は避けるべきですが、そうでなければ耐えて乗り越えていくことで、磨かれていきます。




Comments


bottom of page