UA-139114584-1
top of page

不登校ブログその735.自信を失っている不登校の子供たちが、自信を取り戻す言葉part1

 不登校の子供たちの大部分が、自信を失っているのではないでしょうか。まず、不登校に至るまでに自信を失っています。人間関係がうまくいかなかった、いじめを受けた、勉強が分からなかったなど、不登校になる過程で自信を失ってしまっているのです。また、不登校になってからも、自信を失っています。つまり、不登校になったという事実そのものに対して、自信を失うということです。他の子は学校に行ってるのに、自分は学校に行っていないということで、自信を失っています。


 子供たちに、自信を取り戻すように働きかけるのは、本当に難しいです。それができたら、不登校の状況は確実に変わっていくでしょう。そのための言葉について、いくつか挙げてみたいと思います。


1 いじめを受けたことで自信を無くしている場合

 この場合、自信を取り戻させるにはかなり難しいです。相当、心が傷ついているからです。時間はかかりますし、また何度も根気よく、子供に言葉をかけてあげる必要があります。

「いじめは犯罪で、いじめた方が悪い。いじめられた側は悪くないし、何の責任もない」

「いじめは、その人間がダメだから受けるのではない。むしろ、優しかったり、誠実だったりして、他人に配慮できる、精神性の高い子が多い」

「もしかしたら、あなたは自分のことを弱いと思っているかもしれないが、そんなことはない。いじめは大人数対一人で受けるもので、あなたは一人でよく耐えて頑張ってきたと思う」

「いじめをやるような人間ばかりではない。きっとこれから、いい人間との出会いがある」


2 人間関係で不登校になり自信を無くしている場合

 これは、いじめ以外の要因で、人間関係において不登校になり、自信を無くしている場合です。具体的には、自分を隠したり偽ったりして人間関係を続け、それがストレスになって自信を失ったり、あるいは、何らかのこだわりがあって人間関係がうまくいかなくて不登校になり、自信を失ったりしている場合です。

「他人の言動が心に刺さるということは、感受性が高く、他人の気持ちがよくわかるということであり、それは素晴らしいこと」

「人間関係で、こだわりを持っていることは、必ずしも悪いことではない。何らかの信念があるということ。人とぶつかるなら、そこを徐々に変えたり弱めたりして、他人とうまくやっていけるよう、これから学べばいいだけ」

「自分を隠して人間関係を続けていったということは、協調性が高いということ。それ自体はいいことであり、あとは、人間関係で協調性を保ちつつ、どうやって自己主張をすればいいか、経験していけばいい」

「若い時はどうしても、自分は他人からどう見られるか気になってしまうもの。大人になるにつれて、だんだん気にならなくなるから、今は気になって気になって仕方ない状況であっても、心配しなくていい」


 part2に続きます。






 

Comments


bottom of page