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不登校ブログその758.発達障害による不登校の、大まかな内容について。

 今回は発達障害による不登校の大まかな内容についてのブログです。ですので、既に発達障害について詳しく知っているという方には、物足りないと思われます。読み進める場合はその点、ご留意ください。また、不登校の子=発達障害とはならない点も、ご注意ください。


 発達障害には大きく三つあります。

1 自閉スペクトラム症

 「コミュニケーションの困難さ」と「強いこだわりによる社会適応の困難さ」という二つの特徴がある発達障害です。ここには、「自閉症」「アスペルガー症候群」が含まれます。


 この二つの特徴によって、

 ・相手の心が読めず、配慮した行動ができない

 ・強いこだわりから、他人とぶつかる

 ・臨機応変に対応できない

という問題が起こってしまいます。

 

 そのため、なぜだか分からないのに叱られたり、他人とぶつかったりして、次第に自己否定感が強くなっていきます。やがて、学校が非常に疲れる場所となってしまって、不登校になるのが、このパターンです。


2 注意欠陥多動性障害(ADHD)

 注意力の欠如か、多動性・衝動性、あるいはその両方をもつ発達障害です。よく忘れ物をしたり、一つのことに集中できなかったり、じっとしていることや静かにしていることができなかったり、というケースです。


 坂本龍馬がADHDだったと言われています。


 このケースは、先ほどの自閉スペクトラム症とは異なり、他人の気持ちは理解できますが、人とぶつかったり、他人にからかわれたりすることで、やはり自己否定感を強まり、不登校になっていきます。


3 学習障害(LD)

 全般的な知的発達に遅れはないのですが、読む、聞く、話す、書く、計算するなどの特定の行為に突出して学習能力が下回ってしまうケースです。


 天才物理学者、アインシュタインがADHDと、このLDを持っていて、5歳までは十分に話すことができず、晩年も数字を覚えるのが苦手だったと言われています。


 勉強にどうしても遅れが出てしまいますので、やがて勉強が嫌になり、学校に行きたくなくなって、不登校になるというパターンです。


 このように書くと、不登校のお子さんをお持ちの方は、「うちの子は発達障害では」と不安に思われるかもしれません。ただ、不登校のすべてが発達障害ではなく、調査によってまちまちなのですが、不登校の5~40%が発達障害ではないかということです。


 また、たとえ発達障害であったとしても、発達障害だとわかってきちんと対応すれば、大きな問題とはなりませんので、ご安心ください。




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