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不登校ブログその759.発達障害(アスペルガー症候群)による不登校。

更新日:2022年10月4日

 発達障害の三つのタイプのうちの、自閉症スペクトラム障害(ASD)。その中にアスペルガー症候群が含まれていますが、私の周囲にも二人、アスペルガーだと思われる人がいます。一人は普段は穏やかな若者ですが、仕事で注意されたとき、「いや、私のやり方の方がいい」と主張してしまって、周囲の人とぶつかり合うことが多いです。もう一人は初老の男性で、政治にものすごく興味があり、相手が政治に関心持とうが持つまいが、政治の話を一方的にしてくる人です。いい人なので、妙に憎めない人です。


 アスペルガー症候群には、次のような特徴があります。


・一方的に会話をする

・自分のペースで話をし、相手に合わせることができない

・興味がある事に関しては徹底的に勉強する

・こだわりが強い

・その場の空気や雰囲気が読めない

・臨機応変な対応ができない

・五感が極端に敏感か鈍感

・記憶力が高い


 このような特徴があるので、学校での人間関係でぶつかったり、浮いたりしてしまうことがあります。日本では特に、周囲の空気を読むことが重視されますので、アスペルガーの子は、KY(空気が読めない)な人と見なされてしまいます。


 本人は決して悪気はないのです。他人に悪意を持ってそのような行動をとっているのではなく、単に他人への配慮が足りないだけなのです。しかし、実際は集団の中で浮いてしまって、集団の中にいることが疲れてしまい、不登校になってしまうことがあるのです。


 集団の中でうまくコミュニケーションがとれないことがあるアスペルガーの人ですが、偉人や発明家やスポーツ選手、起業家の中には、アスペルガーだったと推測される人もいます。作曲家のベートーベン、起業家のビルゲイツやスティーブジョブズ、映画監督のスティーブンスピルバーグも、アスペルガーだと言われています。


 アスペルガーの人は、興味ある事に集中する資質ですので、余人の成し遂げられない偉業を達成することができるのですが、それがマイナスの方向に作用してしまうと、人間関係の中でぶつかってしまって、不登校のようなことにもなりうるのです。


 このアスペルガーが原因による不登校の子に対して、どのように対応すればいいか、ということですが、アスペルガーの子を変えることは難しいとされています。理論や理屈で説得しようとしても、難しいようです。


 アスペルガーが原因による不登校への対応については、また改めてブログで書きたいと思います。










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