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不登校・引きこもりの子供たちが持つ、感受性が強いという傾向性にどう接したらいいのでしょうか

 不登校・引きこもりの子供たちには、三つの傾向性が見られるということを、前々回のブログで書きました。その傾向性とは、深く考えること、感受性が強いこと、完璧主義です。今回のブログでは、感受性が強いという傾向性にどう接したらいいのかについて、書きたいと思います。


 感受性が強いという傾向性も、素晴らしいものです。人の気持ちがよくわかるということであり、それは生きていく上で、とても大切なことです。人の気持ちが分かるから、人間関係を円滑にできます。また、人の気持ちが分かることで、人を感動させるものを生み出すことができます。商売をしていて、人を感動させるものを提供できれば、その商売は発展していきます。つまり感受性が強いということは、社会で広く受け入れられる可能性が高いということです。そのことについて、子供たちをしっかりとほめてあげてください。


 しかし、子供の間は、この感受性の強さが、本人にとってつらい思いになる原因になるのです。子供の間は、他人の言動を受け流すことがなかなかできません。それによって、普通の人以上に、心に苦しみを生じさせ、不登校や引きこもりになってしまうのです。そこで、子供には、感受性の強さによって、受けた心の苦しみを流すようアドバイスするべきです。子供のころから、そうした作業を心の中で繰り返すことによって、人の言動に対して、苦しみの感情が起きないようにすることができます。これがある程度できるようになったら、人間関係で円滑な関係を結びつつ、人の気持ちが理解できる人間になれることができます。


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