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不登校・引きこもりの子供をお持ちのお母様、ご自分のことを愛し、ほめてください。

 不登校・引きこもりの子供をお持ちのお母様に、お願いしたいことがあります。それは、ご自分のことを愛し、ほめてください。これは、不登校・引きこもりの解決において、とても大切なことです。


 私は、人生に起こることには何らかの意味があり、その起こったことが自分にとってどういう意味があるのかということを悟ることによって、心の成長が得られると考えています。そして、得てしてその起こることは、本人にとってつらいこと、失敗、挫折というマイナスの形になります。そのような形の方が、「なぜこういうことが起こるのだろうか」と考えるからです。


 何が言いたいかと申しますと、わが子が不登校・引きこもりという出来事が起こったからと言って、お母様の子育てが悪かったとか、不登校・引きこもりが起こらなかったお母様より劣っているとか、そういうことではないのです、ということです。わが子が不登校・引きこもりになったお母様にとっては、その出来事から何らかの意味を引き出すことが必要だった、ということなのです。不登校・引きこもりが起こらなかったお母様には、また別の形で何らかの事が起こり、それはそれで辛かったり、しんどかったりすることもあるのです。


 ですから、わが子が不登校・引きこもりということで、落ち込んでいたり、自信を無くしたりしているお母様は、まずご自身のことを愛してください。ほめてください。ここまで頑張ってきたと、ご自身のことをほめてください。完璧な子育てなどありません。完璧な人生などありません。みな、何らかの問題を抱えています。


 何か問題が起こると、どうしても、うまく行かなかった部分や、足りなかった面に目が行きがちでです。何もかもがだめだったと思いがちです。しかし、そのようなことは絶対にありません。プラスの部分は必ずあります。そちらの部分も、しっかり見てください。そして、自分もまんざらじゃなかったな、と考えてください。


 お母様が、ご自身のことを愛することで、心に余裕が出てきます。心に余裕がないと、不登校・引きこもりの状況にあって、心が乱れに乱れている子供にうまく接することができません。子供は、心の苦しさをぶつけてきます。お母様に心の余裕があればこそ、その状況に対応できるのです。


 一日の中で、何度も、「自分はよくやってきた、がんばってきた」とほめてください。落ち込みそうになったら、落ち込んだ気持ちが明るくなるまで、ほめてください。




 



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