不登校・引きこもり解決の最大の敵は「放置」です。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」

- 2020年11月7日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年10月4日
わが子が不登校や引きこもりになった時、親として最も避けたいことは「放置」です。「放置」は、不登校・引きこもり解決の最大の敵です。
親が、わが子の不登校・引きこもりの解決を放置してしまうと、親からの支援が亡くなりますので、子供は自力でその状況から脱出する他なくなります。不登校・引きこもりの期間が長くなるほど、再登校するには難しくなりますので、ますます、子供が自力でその状況から脱出するのは難しくなっていきます。
まだ不登校だけで、引きこもりの状態にまでなっていなかったのに、放置して長い時間がたってしまい、最終的に引きこもりへと移行した、というケースもあります。
放置と似ている子供への接し方で「見守る」ということがあります。見守るということと、放置することは、似てはいるのですが、見守ることには、不登校・引きこもりの状況を解決しようという意思があるのに対して、放置ではそういう意思はありません。
親が放置してしまうのは、どうすれば解決できるか分からず、あきらめてしまう場合や、世間体を気にして不登校や引きこもりの状況を隠そうとし、放置することとなる場合があります。
不登校・引きこもりの解決までには、長い時間がかかることもあります。そのような場合、解決しようといろいろとやってみたのに、効果が出ないように見えてしまって、あきらめてしまうことがありますが、効果が出ないと思うのは早いのです。表面上、効果が出ないように見えても、子供の心の中は、少しずつではありますが変化しています。
また、親が高学歴で、社会的ステイタスが高い場合、世間体を気にして放置することがありますが、不登校・引きこもりは普通に起こることです。子育ての仕方が悪かったとか、子供の出来が悪かったということで、不登校・引きこもりが起こったのではありません。隠そうとせず、相談したり、解決のためのセミナーなどに参加したりすることで、親の心が変化して、それに影響を受けて、子供の心も変化し、解決の糸口が見えてくることもあります。
放置してしまって、時間がたてばたつほど、解決が難しくなっていきます。数日しか不登校になっていない場合と、何年も不登校になってしまっている場合とで考えてみたら、そのことは明らかでしょう。
親があきらめず、放置しなければ、不登校・引きこもりは解決できます。いろいろと試行錯誤してみて、解決のためのあるアプローチがうまくいかなくとも、また別のアプローチもあります。あきらめず、アプローチすることを続けていけば、必ず状況は変化していきます。

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