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不登校カウンセリングブログその1378.なぜ、「学校に行きたくない」と思うのでしょうか?その2

 

 前回のブログの続きです。なぜ、不登校の子供は「学校に行きたくない」と思うのでしょうか。その思いの背景にある感情について、さらに挙げていきます。


3 いじめられるのでいやだ

 いじめを受ければ、学校に行きたくなくなるのは当然です。


4 勉強や友達関係が完璧にならない

 完璧主義の子供の場合、勉強や友達関係が、自分が思い描いているように、完璧にならないと、非常に苦しい思いをすることがあります。完璧にならない状態に対して、いら立ちや怒りを感じ、自分自身に対しても腹を立てることがあります。

 完璧主義の子供は、オールオアナッシング、0か100かというところがあり、完璧にならなければ、やる気を失ってしまって、物事をすべて投げ出すことがあります。投げ出す物事のなかに、学校に行くことが含まれる場合、不登校になります。


5 内気な自分に嫌悪してしまう

 内気な気質の子供の場合、友達との関係でなかなか自己主張できない自分に対して嫌悪してしまうことがあります。思春期は特に、友達の中の自分を意識するようになります。友達関係によって、自分を自分で評価するのです。内気なあまり、友達に対してはっきりしたことが言えないと、友達の中でうまく関係をできない自分に対して、ダメな人間だと感じてしまい、自信を失ってしまいます。そうして、自己嫌悪感が強くなり、学校に行きたくないという思いを抱いてしまって、不登校になることがあります。


6 母親と離れると不安だ

 これは小学校低学年ぐらいの子供に見られる感情です。母親と離れることに強い不安を感じるのです。いわゆる、「母子分離不安」です。


 「学校に行きたくない」という思いであっても、その思いの土台にある感情はさまざまです。その感情をできるだけ詳しくつかむことで、子供に対してどのように接すればいいかが明らかになります。







 

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