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不登校・引きこもりの状況にあるみなさん、今の状況を嘆くのではなく、小さなことでいいので、できるところから何かをやることが、脱出の第一歩です。

 長い間、苦しい状況にいると、これから先の人生において希望を見出せず、何もかも終わってしまったように感じ、絶望感にとらわれてしまうことがあります。不登校・引きこもりの子供たちの中には、そのような状態になっている子供たちもいるでしょう。


 絶望感にとらわれてしまいますと、もうその状況から脱出することをあきらめてしまって、何もやれなく、何もやらなくなってしまいます。それが不登校・引きこもりの状況で最も避けたい状態です。そうなりますと、何かやれることがあるのに、何もやれません。何もやらないと、今の環境がずっと続きます。つまり、不登校・引きこもりの状況がずっと続くわけで、長期の引きこもりとなってしまうのです。


 不登校・引きこもりからの脱出のためには、今やれることをやることです。何もできないということは絶対にありません。体が不自由で、ベッドに寝たきりということでしたら、そのような可能性もありますが(そのような状況でもやれることはありますが)、不登校・引きこもりの状況にあって、体力は落ちているものの、健康な体であれば、何かやれることはあるはずです。


 ばてない程度のジョギングはできないでしょうか。ジョギングできなくとも、散歩はどうですか。人の目を気にしない時間帯、早朝など、あるいは昼夜逆転している生活でしたら夕方など、気軽に散歩するのはどうでしょうか。外に出たくないということでしたら、庭やリビング、自室で体操したりストレッチするのはいかがでしょうか。


 体力がつくと、積極的かつ前向きな考え方ができるようになります。心と体は一体であり、体が調子いいと心も調子がよく、体の調子が悪いと心もそうなります。長期の不登校・引きこもりなどで、体力が落ちている状態では、心も後ろ向きになってしまいます。体力をつけることで、心が積極的になり、不登校や引きこもりから脱出しようという思いを持ちやすくなるでしょう。

 そのためには、今の自分にやれるところからやっていけばいいのです。それは、体操やストレッチ等、ちょっとしたことでいいのです。そういうことを積み重ねることで、体力が少しずつついていき、5kmや10kmは走れるような体力になるでしょう。それだけもりもりと走れるようになれば、心もそれに連動していくはずです。


 学力が落ちていることは、学校に戻る足かせとなります。そうであれば、得意な勉強から、少しずつ始めるのはどうでしょうか。一日10分でも20分でもいいのです。コツコツと少しずつ、勉強していけば、落ちてしまった学力が戻ってきます。そうなると自信がついてきて、苦手な科目も勉強できるようになり、自信がついてきます。自信がつくことによって、学校に戻ろうという前向きな気持ちになり、最終的には不登校・引きこもりの状況から脱出することができます。


 不登校・引きこもりの状況から脱出するために、いきなり何もかも手掛けようとすると、挫折してしまいます。今の自分がやり続けられる、小さなことでいいのです。その小さなことを積み重ねていけば、今置かれている状況を変えることができます。





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