不登校ブログその760.発達障害(注意欠陥多動性障害)による不登校。
- 不登校・引きこもりカウンセリング「エンゼルアカデミー」
- 2021年5月5日
- 読了時間: 2分
発達障害の一つに、注意欠陥多動性障害(ADHD)があります。アスペルガー症候群と並んで、発達障害の中ではよく知られているのではないかと思います。
ADHDと思われる特徴は次の通りです。
・衝動的に行動する
・一つのことに集中できない
・ぼんやりしていることが多い
・忘れ物やうっかりミスが多い
・片付けが苦手
・思いついたことをそのまま口にしてしまう
・順番が守れない
「ドラえもん」に出てくるのび太とジャイアンが、このタイプになります。のび太はぼんやりしていて忘れ物やうっかりミスが多いタイプ、ジャイアンは衝動的なタイプです。
漫画で二人は不登校になっているわけではありませんが、ADHDによって不登校になることはあります。アスペルガー症候群と異なり、ADHDの子は、他人の気持ちは分かります。ただ、やはり人と衝突することは多いです。衝動的に行動したり、思ったことをそのまま口にしたりするので、人と衝突します。その結果、集団の中で居心地が悪くなり、また他人からからかわれたりいじめられたりすることで、不登校になってしまうことがあります。
あるいは、授業中、集中できなかったり、ぼんやりしていたりして、授業についていけなくなり、自信がなくなって不登校になるということもあります。ADHDに限らず、年齢が低くなるほど、一定時間集中することは難しいことでしょう。それがADHDになると、静かに授業を受けるということが苦痛になることがあり、それ自体がストレスになって学校に行きたくないと感じる子もいます。
いずれの場合にせよ、不登校になった状況では、子供は「自分はダメだ」と自信を失ってしまっています。不登校になるまで子供なりに我慢してきたはずです。我慢して我慢して、もう耐えがたくなって、「学校に行きたくない」という意思表示をしているはずですから、自己否定感を抱いてしまっています。自己否定感はどん底にまで落ちていると考えた方がいいでしょう。
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