日本の教育制度は、１８７３年（明治６年）に土台ができました。学制が施行され、全国を学区に分けてそれぞれ小学校、中学校、大学校を設置し、身分や性別にかかわりなく国民すべてが教育を受けることを目標としました。それから１５０年近く、日本の教育制度はほとんどそのままです。日本発展の...

わが子が不登校になって、多くのお母様たちが「自分の子育てが悪かったから」と悩み、落ち込んでおられるのではないでしょうか。他の子は学校に行っているのに、自分の子は行けていない、だから自分の子育てに何か問題があって、こうなっていると考えておられるでしょう。...

「不登校の原因は子育てにある」という考えは、偏見や誤解ではないでしょうか。教育行政に原因があると推測します。 日本が豊かになり、個性化・多様化が進んでいるのに、教育行政は相変わらずマス教育を前提としています。マス教育に合わない子供たちは、不登校になってしまうでしょう。

現在は、わが子の不登校に対してお母様が、ほとんど一人で対応しなければならない状況ですが、本来は社会全体で取り組まなければならないことだと考えています。

勉強する目的・意味とは、今までとは違う人間になり、そうすることで社会での活動の場を広げることです。

現代の教育では、志を立てるカリキュラムがほとんどありません。そのカリキュラムを導入すべきです。

多くの不登校・引きこもりの子供たちが抱いている、「自分はダメだ」という自己否定感には、根拠がありません。

不登校・引きこもりからの脱出も、大富豪になるための方法も、共通しています。

子供たちへの教育や子育てにおいては、「進化」と「調和」という二つの相反する価値観が必要だと思います。「進化」とは、子供が自らを鍛え上げて、自分の能力を高めていくことです。勉強すること、スポーツをすること、人の中でもまれることで、知識や考える力、体力、忍耐力、寛容さ、包容力な...

知識教育だけでは、子供たちが幸福になるのに足りないものがあります。知識教育で高めた知識と考える力を使って、どう人生を生きるかという志を教える場と、他人のことを考え、尊重することを教える場が、幸福になるのに足りないのです。

学校秀才には、ある落とし穴があります。 秀才となるには、勉強する時間を取る必要があります。その時間は、人との関わりを断って、孤独になる時間でもあります。秀才になるためには、人との関わりを断つ必要があるのですが、それが人付き合いの悪さや、他人への関心の薄さとなってしまうことが...

現代の教育には、欠けているものが大きく四つあります。

現代の教育では、リスクを管理する能力は身につきますが、チャレンジする精神が見につきにくいのです。その両方が、これから必要です。